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2006年6月

日本国外のラリー

今月より新たな規定が入った国内ラリー事情。世間ではもうそろそろ国内ラリーなんてどうでも良くて、「ラリー北海道」と「ラリージャパン」の事で頭が一杯になってきている頃じゃないでしょうか。

WRCは注目されて当たり前。。。なんででしょ?

とまぁ今回の話はこの問い掛けよりも別の路線でお話をしたいなと思います。
日本の環境にあわせたラリー・・・それがアベレージラリーというのであれば、他国はどうなんだろう?みんなWRCのような規定で行われているんだろうか。
日本人が海外で中々通用しない理由とはなんなのだろうか。環境だけの問題じゃないような気がしてきたのが昔から引っかかっていること。
海外は高速ステージが多いから・・・といってもしっかり日本並みに狭い道でアタックしている映像は見たことあるし。テクニカルセクションばっかりの所だってある。
ここ最近今まで興味がなかった海外系のラリー記事やビデオをみて勉強もしていたりしているのだが、確かにハイスピードだ。私はゲームじゃなきゃ挑めないような車速域でコーナリングしている。間違いない(笑)。そんな中、某モータースポーツ雑誌の2003年の記事に「ERC選手権規定」というページが1ページあって古い記事ながらも興味深いものがあった。

ERC選手権とはヨーロッパラリーチャンピオンシップの略だとは思うのですが、ヨーロッパの開催地域別でラリーカップが行われていて、更にその上でイベント係数でのチャンピオンシップがあるらしい。もちろん今の実情はわからないが、2003年時点での記事では・・・選手権位置的にはWRCの下のイベントとみていいだろう。同列としてAPRCもなのかな。
係数は20・10・5・2と4種類あり、係数が高いほどWRCに近いオーガナイズを誇り、係数20についてはFIAが任命する車検委員が車検委員長を務めるという事になっている。
また上記係数をかけたチャンピオンシップの他に地域別カップというのがあって以下のように地域別に分かれている。
・東ヨーロッパ(ブルガリア・クロアチア・チェコ・グルジア・ルーマニア・スロバキア・ユーゴスロバキア)
・西ヨーロッパ(オーストリア・ベルギー・英国・スペイン・ルクセンブルグ・オランダ・ポルトガル)
・南ヨーロッパ(ハンガリー・イタリア・サンマリノ・スロベニア・スイス)
・北ヨーロッパ(ドイツ・エストニア・フィンランド・ラトビア・ノルウェイ・ポーランド・スウェーデン)
かなりの広さだ・・・地域別で最高で13戦までのシリーズとされていて、また各国で3戦以上開催されなければ、その国のラリーはヨーロッパカップのタイトルから外れてしまうとのことだ。

判りやすく言うと、ERC係数が全日本で各地域カップが地方選手権というかんじだろうか。
参加車両はWRカーを含むグループAとグループNというのだから、WRCじゃなくてもWRカーが走っているということになる。
ちなみに係数によってSSの総距離があって、以下のような感じになっているようだ。
・係数20:275~340km
・係数10:230~275km
・係数5&2:190~200km
SSでの最高速度の規定もあり130km/hと定められているとのことだ。
そして驚きは係数10・20のラリーについてはコースオープンしない(レッキのチャンスがない)SSは、FIAが特別に認めた場合を除き承認されない・・・とある。つまり係数5や2ではコースがクローズドでもOKということになる。
そしてERCではグラベルカーは禁止とのことだ。

さて・・・どこからまずビックリすればいいだろうか(笑)
今のERCの規定はさておき、日本でラリーショックを起こした2002~2003の話の頃、係数5&2のイベントが年50戦近くあって係数20と10が共に10戦づつ。国内選手権もきっと結構あるんじゃないかと推測するが、最低でみつもって3戦。
WRCにみるトップドライバー達の顔ぶれをみると、出身国でそのヨーロッパカップから出てきた選手ばかりなのではと思うわけだ。
SSの距離も尋常じゃない。国内戦がこの係数5の半分だったとしても結構な距離だ。
最高速度規制にもビツクリだ。きっとギア比の変更等で燃料カットが入らないようにするための工夫は施しているとみていいだろう。

日本は島国なので中々ラリードライバーを育てられる環境ではない・・・なんてあるのかもしれないが、ヨーロッパも陸続きでも十分広い。やはり上にあがってくる連中はそれなりにお金を投資しているということだろう。そしてなによりWRカーがWRC以外にも走らせている事からもラリーというスポーツスタイルをビジネス的に確立しているのではないかと思う。このヨーロッパカップが年に50戦あってもスポンサー無しにプライベーターが出来る世界でもない。ある意味レースと同じ世界になっている(いあ・・・よくは知らないけど(笑))。

てことはプライベーターも全日本を走れる日本は恵まれている?
一応日本国内でも年100戦近いイベント数があるのだ。そのうちの9戦は全日本戦。最高峰のERCでいう係数20イベントに・・・誰でも参加できてしまうこのご時世じゃちょっと調子悪くないかなと。。。(といいながらもヨーロッパカップも似たようなものかも?)
ちなみに、ヨーロッパカップも各地域で多少レギュレーションが違うそうな。

で、最後に・・・なんでWRCとなると盛り上がるのでしょう?
APRCとか海外のラリーにエントリーするぐらいの費用は楽に掛かるんですよ。

やっぱり日本で世界の舞台に立ちたいと思うからですかね。(立ちたいです!)
中国のラリーは結構有名なドライバーが招かれているそうですよ。
走りたいと思うラリーにはコンペティターもスペクテイターも集まるわけですよね。

サラリーマンやめようかな・・・(そーいう話だったか?)。

これからのラリーは質が問われてくるんじゃないかなって思います。今回の規定変わりにも質の部分を要求しているのが良くわかります。全日本もだいぶ雰囲気かわりましたね。

ということで、ちょっと他国事情を交えた内容で日本を見てみたのですがいかがでしょう。
本当は、中高速コーナリングをどうやって勉強すればいいかを探していて脱線しただけだったんですが(笑)、日本でもないWRCでもない情報ってのも面白いなと思ったので。

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全日本ラリー第4戦MSCC東京ラリー

すっかりいつ告知だそうかなとおもっていたら、もう今週末ですね(汗)
ターマックの2戦を制したのはSRTJ勝田さん。この第4戦(第3戦は中止)は今年初のグラベルイベントとなり、注目を浴びています。

MSCC Tokyo Rally http://www.mazdasportscarclub.jp/

サイトデザインもかなり気合が入ったものとなっていますね。ネットメディアに対する力の入れ方が伝わってきます。
開催場所は関東圏・・・というのは少し遠いですが、生の臨場感を感じるには関東圏の方々は近いのではないでしょうか。

全日本戦の主な情報は、JRCA または プレイドライブ(芸文社) あたりをウォッチするといいかもしれません。あとはエントリーしているドライバー・コドライバーさんのサイトを探しましょう(探します・・・時間が出来たら・・・)。

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チェックインハイアベの方法が変わる?

プレイドライブの7月号、皆様のお手元には届いたでしょうか(って書くと回し者ぽいな(笑))。

うーん、すっかり規定が読みぬけておりませんでした。2種アベレージラリーで遅着想定のハイアベの方法も変わるようですね。やっぱり規定関連は難しいな。すみませんでした。

「第4条-3 競技車両の遅着を想定した指示速度を与える区間については、開催場所の管理者等から使用承諾を得て一般交通から遮断するとともに、第6条スペシャルステージの開催運営基準に準じた措置を講じること。またチェックポイント地点の安全を確保する為、当該区間では競技車両を1分以上の間隔で1台ずつ再スタートさせること。」

ということで、ようはスペシャルステージやっちゃってください・・・という感じですね。今までのピリピリしたチェックインハイアベはなくなってしまうと?。
詳しくは図入りのプレイドライブさんでも見てもらうとして、ちょっとそれまでの話をいれてみよう今までの遅着想定のハイアベは確かにチェックインしてからチェックカードをもらう時間の間にどんどん時間が過ぎて行くという公平性という意味ではかなりアバウトなやり方ではあった。もちろんその分主催者側のチェックオフィシャルもそこら辺の気を使っているのはあるけど、それでもプロセス的に考えればかなりグレーなやり方であったのは確かだ。事前のドライバーズブリーフィングで○CPイン後ハイアベです・・・と教えてくれるケースと教えてくれないケースもあり、その場合、その土地感がある人、主催者傾向を知っているものだけがチェックインハイアベをする場所を理解していたりする。理解していないクルーは、チェックカードをみて慌てふためいて激走モードに入る・・・といった感じだ。ゲーム要素としては悪くは無く、みんなその苦い思いから、チェックインしたあとはすぐさまオフィシャルの元へダッシュで走り寄る習慣がつく。ちょっと異色なトライアルではあるが。

ということで、チェックインしてすぐさま戦闘モードではなく、SSスタートのように構えてからスタートが出来るということで公平性を出すルールとなった。

さて、そこで気になるのが、前回もボソボソと書いた腕の差がでるのがモータースポーツ・・・。遅着想定ではないハイアベはどういう設定でおこなわれるのだろうか。ターボ4駆で乗れるアベ設定でも軽車両には厳しい場面が出てくるはず。これを軽に基準にしたところで、ベテランドライバーが軽にのってアベ乗りさせて速度設定すれば・・・?ということである。結局グレーな部分が規定では残っているので、人によってはチェックインハイアベに結局はなっちゃうんじゃないだろうかと。

昔私が始めてのラリーででたフレッシュマンラリーにダート区間をアベ38km/h程度で走行するという区間があったのですが、ダート未経験者からすれば十分ハイペース。でも乗れる設定でしたけどね。あと過去にやったことがあるのはミスコースで自作ハイアベを作り出してしまう・・・とかでしたが・・・(汗)なので今はあまりフレッシュマンイベントもないので、十分安全なハイペースなアベを作ることは1種アベレージラリーでも可能なんじゃないのとかおもいます。あとは地方格式やクローズド格式でもスペシャルステージの設定が出来る様になったのは規制緩和でいい方向ですね。でもエントリーフィー抑えられるのだろうか(汗)逆に大変な世界になってきた部分も否めない?

あんまり公なブログで規定云々の話はしたくはないのですが、真剣に理解していかなければならない部分であり、訂正があるならして欲しいという気持ちで書いています。ラリーに出場していても難しい規定なもんで、最終的にはラリーにこれから参加しようという人達にもっと気軽にという部分と真剣にという部分を伝えていきたいなとおもっております。(誤認識もあると思いますので人から言われた事だけでなくご自分で目を通す事をお勧めします。)

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